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2000年代の外国人選手

正直、JFKの一角として有名なウィリアムスを獲得するまでは、まともな選手はいなかった印象。前半は90年代の暗黒期をそのまま引き継ぐかのように外国人選手も暗黒の時代でした。
星野監督が就任してから、変わったのかな~とは思うがフロントの陣容も変えてほしいと心の底から思う今日この頃。。

カート・ミラー

緊急補強で夏場に日本にやって来たミラー投手。初登板(リリーフ登板)では150キロ台のストレートを連発し、阪神ファンに「ええ外人とったなぁ!リベラよりええんちゃうか」と思わせた。
しかし、その後はけっこう打たれ「緊急補強のピッチャーやしこんなもんか」と阪神ファンをがっかりさせた。ただし、巨人戦で自分で抑え、自分で打って勝つという場面もあったり、年齢が若い、球は速い、年棒も高すぎない、真面目そう、他の外人投手外れるかもしれないしなどと様々な要素が混じり合い翌年の契約に至ったと思われる。

長身から投げ下ろすストレートは威力があるように見え、コントロールもそこまで悪くないし、顔もイケメンで見苦しくなかったため管理人も2年目の契約には賛成であった。化ける可能性も十分あると思っていたのだが・・・。

オープン戦では調子が良く、他に適役もいなかったため野村監督にストッパーに指名される。メジャーでは花開かなかったミラーが、ついに日本で大輪の花を咲かせるのかと思ったものだが、シーズンが始まるとそこには炎上を繰り返すミラーが・・・正直どこが欠点かと言われたら困るが全然通用しなかった投手でした

グレッグ・ハンセル

メジャー時代は先発経験がなく完全な中継ぎ投手。リベラ移籍後抑え不在だった阪神ではハンセルストッパー構想もあったようだ。しかし制球がままならずミラーがストッパーに指名され先発へ。当初は速球だけのノーコン外人かと思われていたが、後半戦になると速球と落差の大きいチェンジアップがある程度コントロールできるようになり先発として力強いピッチングを見せるようになる。翌年は先発ローテに完全に定着し150イニング以上を投げ、防御率3点台前半と十分な活躍をするが、まさかの5勝13敗。。桧山、広沢、クルーズ、ペレスが中軸を担う阪神打線はあまりにしょぼ過ぎた。。

3年目のシーズンはケガや外国人枠の関係から出番が激減しオフには自由契約に。ただし球威が落ちたわけでもなさそうだったのでどこかの球団が獲得するかなと思ったが、獲得の噂だけで実際にハンセルを獲得する球団はなかった。

タイプとしては右の本格派。重そうな直球)と落差の激しいチェンジアップで打ち取る投球は非常に男臭く熱投という言葉が似合う漢であった。たまにサイドスローから直球スライダーを投げてみたりと意外に器用な面も・・・。また不安視されていたコントロールも来日当初はかなり不安定だったが、先発で投げていくうちにだんだんと安定していき、四球で自滅するような投手ではなくなっていた。
メジャーではリリーフ専門投手だったらしいが、適性は先発だったのだろう。阪神退団時でもまだ球威があったし、31、32歳くらいと若さもあったので、ハンセルを獲得する日本の球団があると思ったのだが、結局手を挙げる球団はなかったようだ。まだまだ、日本で活躍してほしい投手だっただけに残念だった!

ロベルト・ラミレズ

ラミレズは母国メキシコではかなり有名な投手らしく、阪神に来る前年にはメジャー経験もあった。であるのに阪神時代の投球内容はいったいどういうことなのだろうか・・・、年齢も20代だったから加齢による能力の低下は考えにくいし単に日本の水が合わなかったのだろうか。1軍での投球内容はそれほどひどかった。ストレートの球速帯は130キロ台半ば、変化球はカーブなどの横系変化球が中心で日本人のベテラン投手が投げているような風情であった。何と言うか、助っ人っぽさが微塵もなかったのだ。

技巧派、軟投派系の助っ人投手が日本で成功するのはなかなか難しいと思う。変化球やコントロールという面では日本人投手もメジャーリーガーに負けていないと思うので、あえて助っ人で補強するメリットは少ないと思う。助っ人を獲得する場合にはストレートが速いパワーピッチャー系を獲得するのがよいのではないだろうか。

ハワード・バトル

タラスコと共に主軸をつとめること、また正三塁手として期待されて入団した。年齢も28歳と若く前年に3Aでそこそこの成績を残していたり、試合数は少ないといえメジャーで打率353を残していたことから大いに期待されたが「まがい物」であった。というかそれなりの年棒をもらっている助っ人がデブりすぎでキャンプも開幕も2軍ってどうかと思う。

シーズン途中から1軍に昇格するとチームが連勝し出したため「バトルがいると試合に勝つ」というバトル神話的なものも生まれたが、別にバトルが打っていたわけではなく他の奴らが頑張っていただけである。残した本塁打と打点は1、岩瀬から放ったホームランだが多分まぐれ当たりだったのだろう。

普通助っ人は開幕前は少なからず期待されているものだが、バトルの場合全く期待されず、シーズン開始後にお試しのような感じで1軍に上がったがやはり全く活躍せず、よくわからないバトル神話だけを作って去って行った。バトルを獲得したスカウトは誰だ?と思う。

トニー・タラスコ

走攻守3拍子そろった外野手との評判で獲得。タラスコは確かに微妙に3拍子そろっていた・・・。足はけっこう速いが盗塁死しまくりの走力。突っ立ったようなやる気のなさそうな打撃フォームで三振を量産、けどたまに帳尻合わせの豪快ホームラン。俊足、強肩を活かしたかなり高い外野守備力。こんな感じでアンバランスな3拍子そろった選手だった。

2000年の外野は右翼・タラスコ、中堅・新庄、左翼・タラスコの3人が守っていた。それぞれに特徴を持った選手で暗黒時代の外野布陣の中では一番好きかもしれない。特に守備力の高い2人が守った右中間はけっこう堅かったような気がする。

キャンプから陽気な性格でファンを魅了しており、身体能力が高く、シーズン終盤の帳尻合わせで成績も何とか見れる数字になったためタラスコ残留を望むファンも多かった。管理人もその一人で新庄がFAだったので「残留させりゃいいのに」と思ったものだ。たった1年の在籍だったが忘れられない助っ人の一人だ。でもタラスコ、マリファナはダメですよ!!

ジェイソン・ハートキー

バトルがただのデブであることが判明したため緊急補強。しかし来日直後は大して打てずただのデブの次はただのおっさんか・・でもバトルより守れるだけマシかと阪神ファンをどん底に追い込んでいたが、シーズン半ばからはちょびちょび打ち出し、長打力は星野修と大して変わらないがスイッチヒッターでそこそこのミート力、バトルやフランクリンよりははるかに高い三塁守備力、速そうに見えるがそんなに速くない足などを駆使して阪神ファンを慰めた。シーズン後半には3番ハートキー・4番新庄・5番大豊・6番タラスコという阪神ファンにとって何とも味わい深い打線を形成した。

外国人助っ人としてはパワー不足は顕著で、かと言ってそれを補完するほどのミート力、守備力、走塁能力を持っているわけではなかった。よく言えば走攻守にアグレッシブなプレイが持ち味のファイターであり、悪く言えばアメリカのハッスルなおっさんであった。

タラスコと並んで好きなキャラクターだったので残留を希望していたが、「助っ人としては物足りない」という至極真っ当な意見の下自由契約に。ただ翌年のクルーズ、ペレスの残状を見るとタラスコ、ハートキーが残っていたほうがマシだったなと思う。まあ2000年のハートキー、新庄、大豊、タラスコという主力選手が抜けることにより阪神の生まれ変わりが始まっていくのであった。

バディ・カーライル

カーライルが来日した時はまだ24歳、しかもその年齢でメジャー経験ありでよくそんな有望そうな投手が日本に来たなぁ~と思ったものだ。しかも「153キロのストレートと切れ味鋭いスライダーが武器」っていうことだったので阪神のスカウトすげぇ!となっていた。しかし、オープン戦で衝撃の事実が明らかになる。

管理人はテレビでその日のオープン戦を観戦していた。カーライルが豪快な投球フォームからストレートを投げた・・・129キロだった・・うん?スピードガンの故障か?・・・130キロ・・・故障じゃねぇ!!!!この日のストレート球速帯は125キロから135キロ位だったと記憶している。

シーズンに入って暖かくなるにつれ球速は少しずつ上がっていたったが、管理人の印象では135キロ~142キロくらの球速帯の投手というところだ。コントロールが抜群というわけではないし、変化球も大したことがないので夏前には帰国するかなと思ったのだが、カーライルはローテーションを守り続ける。しかもその投球はストレート中心!!ストレートのコントロールも結構アバウトだったと思うのだが、ストレートだけで緩急をつけているようないないような、よくわからん投球で何となくイニングを消化していくのだ。打者を圧倒するというわけではないが、滅多打ちにされることもあまりなくなんと年間150イニング以上を投げて防御率3点台を達成。オープン戦時には想像もできなかった成績だ。

正直カーライルが何であれだけの成績を残せたのかよく分からない。ストレートに球速表示以上の威力があったのか?あの豪快な投球フォームからしょぼい球がくるので打者がとまどったのか?投球フォームで緩急をつけて相手を惑わしていたのか?まあ度胸がよい投手だったとは思う。

ただし、翌年には相手打者たちもカーライルは球も速くないし、すごい変化球もない普通のピッチャーだということに気付いたのだろう、1勝もできずに自由契約となった。かなり若かったので契約更新してもいいんじゃないかとも思ったが、黄金期に入っていく阪神にあっては出番がなさそうだったから仕方ないか。
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